Fホールストラトの魅力

今日の一曲

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何とも殺風景なブログページなので、はやくいろいろギターの画像とかを背景にしたり、おシャレというかカッコいいページにしたいのですが、まだこの新しいページの仕組みにぜんぜん慣れていないので、このブログ書くのもなんか試行錯誤しながらという有様です。

サーバーとかドメインとかよくわからないんですよね。

“ドメイン”っていい響きのことばだなというくらいにしか思わなくて。

『お母さん、今度の劇に出られること決まったから見に来てよね!』

  『あら、そう? でもまた脇役なんでしょ?』

『なに言ってるのよ、今回はヒロイン役、メインもメイン。どメインよ!』

  『ええ! すごいじゃない! 今夜はお赤飯ね!』

というような会話が頭に湧いてきます。くだんねー。

もう少しいろいろ使いかた勉強したら、メインページも移行してリニューアル予定(希望)です。が、今は真っ白な背景でしばらくやります。


SPOONでは、Fホールストラトを扱うことが多いのです。

理由としてはですね、まず、カッコいい。

ほんで、あんまりモノがない、というのもあります。

フェンダー製では、僕の知る限りレギュラーラインナップとしてはエリック・ジョンソンSignatureモデルのみなのではないでしょうか。

あと、これは他では(多分)やってないことなのですが、SPOONではソリッドギターにFホール加工を施しているものが多くあります。

普通、Fホールというのは、バイオリンやチェロなどのクラシックの弦楽器がそうであったように、中が空洞になっている楽器の音の「逃げ場」というか出てくる場所として穴が開いているということが、Fホールの目的なわけです。アコギの穴と一緒でサウンドホールなわけです。

ですのでギターでもFホールのあるモデルは、ES-335やテレキャスターシンラインなどボディの内部に空洞を持つ(ホロウボディ構造)モデルであることがほとんど原則でした。

ホロウボディのモデルがこれまでテレキャスや一部のモデルに限られていたのは、加工の難易度の問題かどうかわかりませんが(ストラトはボディの背面と、ひじが当たる箇所に、いわゆる「コンター」と言われる演奏性を高めるために削った箇所があります。ウエストコンターとエルボーコンターですね。中を空洞にするにはその削られた箇所に干渉しないようにする必要があります。フェンダージャパンなどで限定的にホロウのストラトが出た時も、フラットトップ・バックのストラトでした。)、ストラトの純粋な形状では見かけることはほとんどありませんでした。

カッコいいのに無いのね、ほんじゃもう見た目だけのために穴あけたるわ! ということで、SPOONではソリッド(中が中空ではなく身の詰まったボディ。普通のエレキはソリッドです)のストラトにFホール加工を施したのです。

これは見た目だけでなく、100gほどですが、ボディの軽量化にも役立ちました。軽い方が、ボディの鳴りとしては豊かになります。

ホロウボディのエレキギターは、まるっきり音もホロウモデルのものになりますが、このFソリッドだと音色の質としてはソリッドのまま、というのもメリットだと思います。機材や設定などの大幅変更も不必要です。

自分が思いつく範囲では、デメリットは無いので、この見た目に「いい!」と思った方はぜひともお問い合わせください。お持ちのストラトのFホール加工も受け付けますよ☆


The Jeevas – Once Upon A Time In America

今日の一曲は、The Jeevasの「Once Upon Time In America」です。

UKバンドのKula Shaker(クーラ・シェイカー)のフロントマンだったクリスピアン・ミルズの後継プロジェクトであるザ・ジーヴァス。クーラシェイカーとの違いは、クーラシェイカーがインド音楽の感じを前面に押し出していたのに対して、ジーヴァスはカウボーイのCDジャケットとかピンナップガールのジャケットとか、アメリカンな感じを押し出してる点です。UKバンドなのに。

3ピースで、よりスタンダードなロックンロールという印象のバンドでした。

なんでかわかりませんが、音楽配信アプリではJeevasは曲の配信をしていなくて、時々聞きたくなるとYoutubeに行くかCD音源ひっぱりだしてこないといけなくなっちゃいます。

8ビートの調子はアメリケンな感じですが、メロディと詩の乗せ方はやっぱりUK感がありますね。歌いたくなるんですよね、歌詞見ながら。「ビロ~~ング」とか言って。

コテコテアメリカンバンドCCR(Creedence Clearwater Revival)の「雨を見たかい」(Have You Ever Seen The Rain)のカバー(←これがまたすんばらし。聴いてみてください)もしてます。でも、このカバーはビートルズ風だな、ってコメント欄に書かれてますが。たしかに。

このフロントマンのクリスピアン・ミルズは、お父さんお母さんおじいちゃんと超有名人(お母さんは子役からの俳優で、父さんじいちゃんは映画監督。じいちゃんは爵位ももらっていて、名前を冠したストリートもあるとか…)で、もう完全に名家の出身と言っていい人なのですが、それでいてただの七光りではなく自身の音楽的才能も素晴らしくて(だから、親の威光を知らない日本でも人気になっている)、見た目もスタイリッシュでかっこいいエゲレス人! って感じで。まあ俗っぽい言い方をすると、天は何物も与えることもありまっせ、ていう好例だと個人的には思っています。

Jeevasは終わってしまいましたが、解散再結成を経てKula Shakerは今も健在で、こちらは配信アプリでも新作アルバムが聴けます。けっこうスタンダードなロックスタイルになっていて、ある意味Jeevasに感じていた良さも味わえる、いいアルバムでした☆

彼らは、オアシスとかと同じで、自分の青春時代ともいえる90年~00年代を象徴するような存在で、心の中の地位がちょっと他のバンドとは違っています。その時期に解散していることもあって、ずっと進行形のWeezerとかTeenage Fanclubとは、また違うんですよね。

楽器屋的視点で言いますと、クリスピアンは、けっこう機材にも凝る人で、アルバムなんか聞いてるとエフェクターが好きなのも良くわかります。

Kula Shakerの話になりますが、ビートルズの『インドどっぷり期』に影響受けまくりなので、サイケなフランジャーやらワウやらも多用して(Moollonエフェクターとかよく使ってました)います。ギターもラージヘッドのストラトやらテレDLX使って、ベースもブロックインレイのジャズベとかなので、もうしっかり70’s大好き! って感じをきちーんと主張してらっしゃいます。MVもサイケ感出しまくります。

これらの機材の使いかたといい、Jeevasのアルバムジャケットといい、わざとらしいくらいコンセプトを打ち出してるのは、狙いがあるのか純粋な愛のほとばしりなのかは不明です。

そういえば、楽器店時代のパンク(かっこうだけじゃない)な年下の同僚が、僕が店で流していたKula Shakerに過敏に反応して「なんすか、誰ですか!? ヤバいですね!」とか言って即座にベスト盤買ってました。「いやあ、ぜったい草やってますねえ」とか言って。お前もやんか!


ブログを読んでくれてありがとうございます!

Fホールギターのアップ、待っててね☆

SPOON

今村

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